「夜明け告げるルーのうた」を家族皆で観たけど最高でした!

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こんにちはエルチ(@elchi3000)です。5月公開作で家族楽しみにしていた「夜明け告げるルーのうた」をららぽーと富士見で観てきました。日曜日午後イチからの初回を観てきましたが、お客さんはそれほど多くなく。公開始めの週末なのでもっと混雑しているかと思ったのですが、湯浅監督作品もっとみんなに見てほしいですね−!!

寂れた漁港・日無町で、父親や祖父と3人で暮らす男子中学生カイ。両親の離婚が原因で東京からこの町へ引っ越してきた彼は、両親に対し複雑な思いを抱えながらも口に出すことができず、鬱屈した日々を送っていた。そんなある日、クラスメイトの国男と遊歩に誘われて人魚島を訪れたカイは、人魚の少女ルーと出会う。カイは天真爛漫なルーと一緒に過ごすうちに、少しずつ自分の気持を言えるようになっていく。しかし日無町では、古来より人魚は災いをもたらす存在とされており……。

スタッフ
監督 湯浅政明
脚本 吉田玲子 / 湯浅政明
製作 清水賢治 / 大田圭二

キャスト(声の出演)
谷花音 ルー /下田翔大 カイ / 篠原信一 ルーのパパ /柄本明 じいさん/斉藤壮馬 国夫

「夜明け告げるルーの歌」(2017)(106分)
★★★★★(90点)

良かったです。家族もみんな大好きになってましたよ。私としては、この映画に対して家族がびっくりしているのをみて「ニヤリ・・・」です。ジブリやドラえもんなどを映画館で見ている子ども達ですが、湯浅政明監督の映画を見せることができてとても良かったです。こんな日が来るなんて思ってなかったもので。

小学生の低中高学年バランス良く3人連れていきましたが、みんな映画に釘付けになっておりました−!

テンポがとても良くてオープニングの歌ですでにルーが歌っているという展開の速さです。このスピード感は最後まで続きますが、途中いくつもあるの見せ場のシーンはスピード感の上に更にアクセルが踏み込まれて疾走感に変わります。湯浅監督超一流の疾走感は日本の宝です!(ぜひ観ましょう!)終盤は富士山級、超絶に盛り上がります!

 キャラクターの魅力はやっぱり凄くて、ルーは可愛いし、特にお父さんたちは良かったです。この可愛さ、おかしさは単に見た目じゃなくて、歌だったり、ダンスだったり、歩いている姿だったり動きから来る要素が大きいと思います。映画だからこその可愛いさに満ちております。

公式動画でルーのお父さんが活き締めをいているシーンを見ることができますので貼っておきます。

冒頭にも書きましたが、多くの皆様に湯浅監督の画面をもっと見てほしいですよ。このシーンだけ見ても凄く面白いです。その後、「あの商工会議所に着ているやつも怪しい!」とかどう見ても人魚ですもんね。一見変な感じですが「このシーンではリアリティはちょっと置いといて・・・」とても身軽なんです。面白さ優先!あとは観客が補完しておいてねというスタンスが大好きです。子どもたちも気に入っていましたよ。
でもリアリティから面白さを引き出すことも上手だと思います。舞台すこし寂しさも漂う漁村が舞台なんですが、漁村てすごく良いですよね。釣り船やさんを営む主人公の家の間取りとかもよく描けていてワクワクします。こういう現実にワクワクする部分はよく作り込まれています。現実の世界をとても良く見ていて、熱い視点を持っている監督だからこそできることだと思います。こんな感じで様々なマジックが詰まっていて、みんなが初めて感じる楽しさを紹介できた喜びで現実のお父さん(私の事)も感無量でありました。 お陰様で「家族みんなでで映画に行けるのってやっぱりいいね。」と話ができた良い休日となりましたよ。

以上、「夜明け告げるルーの歌」子供たちも大好き、家族で見て最高な映画でした!