母国語が日本語の人にオススメ!「お嬢さん」を見てきました。

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こんにちはエルチ(elchi3000)です。3月は韓国映画が熱い!先週は「コクソン」を見に行きましたが、今回、評判の良い「お嬢さん」を見に行ってきました。

しかし埼玉では、今回注目の韓国映画一つも公開して無くて、寂しい気持ちになりましたよ。(´・ω・`)でも見たい!っということで今回も仕事を定時に上がって有楽町で見てきました。

「お嬢さん」 (아가씨 /handmaiden)

★★★★☆85点

監督     パク・チャヌク  製作     パク・チャヌク     シド・リム
原作     サラ・ウォーターズ
キャスト
キム・ミニ  秀子    /キム・テリ  スッキ(珠子)/    ハ・ジョンウ藤原伯爵
/チョ・ジヌン上月  / キム・ヘスク  佐々木夫人
いやー。面白かったです!

パク・チャヌク監督、「オールドボーイ」が好きでした。思えば韓国映画は2010年の「哀しき獣」くらいまではよく見てたんですが、その後暫くご無沙汰しておりました。そして今月、「コクソン」、「お嬢さん」と劇場見て、改めて韓国映画の素晴らしさを感じます。こういう映画がヒットして国外で公開されていく韓国。やっぱりすごいです!

この映画はとにかくテンポ良く驚きのシーンが映し出され、さらに二転三転のストーリー展開がワクワクし通しでした。そしてエロいです。女優さん達この映画に出ていいのかな・・・と心配になってしまいましたが、こちらとしては期待以上のエロさに嬉々として見入っておりました。(正直に書きました・・)

また、この映画は最高のコメディであり、ちょっと珍しいくらい、劇場で爆笑が何度か起こってました。エロさで心をこじ開けられたところに強烈なユーモアが来るので、気持ちよく笑っちゃいます! 「ちょっ・・・恥ずかしいけど、もう良いやっ!ギャハハハ」と言った感じ。

最高な役者さん達

キム・ミニ

美しいお嬢様・秀子役ですが、場面場面によって全く別人格のように見えるキャラクターを演じております、劇中の「ぶほっ!(w)」っという吹き出し笑いが数回でますが、それが最高で、実はこの人に一番笑わさせられました。

キム・テリ

スッキ、珠子を演じています。純真な頑張りやさん。魔女宅のキキを思ってしまいました。新人さんがいきなりこの映画に出るなんて最高だと思います。次回作も是非チェックしたいです。

ハ・ジョンウ

ナ・ホンジン監督常連で、大好きです。相変わらず目が最高でした。!藤原伯爵役。日本語を喋るだけでなぜか笑いがこみ上げてきました。

あと、上月を演じたチョ・ジヌン、この映画のエロとユーモアと怖さを象徴するキャラクターだと思います。終盤ダメ押しのエロ日本語を発するシーンは爆笑でした。

日本人だからこそ楽しめる映画

「コクソン」「お嬢さん」この二つの映画は日本、日本人を取り上げてます。思えば2月に観た「沈黙」これから公開の「ゴーストインザシェル」とか、今年は海外映画の日本絡みが多い年ですね。

「お嬢さん」の日本絡みは予想以上、また予想外です、何しろ半分は字幕なしで日本語で役者さん達が喋っています。満員レディースデイの映画館内で、身も蓋もないモロな母国語淫語を聞く体験だけでも1800円の価値がありました。

日本文化も沢山出てきます。映画秘宝のインタビューで、パク・チャヌク監督が日本の春画が非常に奇抜と言っていて、この監督に奇抜と言わせる日本文化に胸を貼りたくなりました。

世界で一番この映画を楽しめる国民は日本国民ではないでしょうか?

ということで「お嬢さん」最高でした。ありがとうパク・チャヌク監督!