素晴らしき幕引き「アウトレイジ最終章」を見てきました。

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10月はすっかりブログを更新せずに過ごしてしまいました。

9月から始まった新しいプロジェクトのスタートで頭がいっぱいでありまして映画は見ていたのですが感想をブログにしておりませんでした。でもこの1月半で少しペースができてきましたのでこの辺で大好きな映画についても時間を使ってゆきたいと思います。

ん・・・でもこんな気になったのも、「アウトレイジ 最終章」が最高だったからかもしれません。

「アウトレイジ 最終章」
★★★★★ 90点

 以前からこの映画の予告映像や画像をみており、今回のビートたけしさんのサングラスはちょっと頂けない・・・などと思っていたりこの所の忙しさもあり、ちょっと熱が冷めかかった状態で公開を迎えたのですが、TBSラジオ「たまむすび」や「ウイークエンドシャッフル」のポッドキャストで北野武監督のインタビューを聞いていて、物凄く見たくなり、今週末に池袋で見てきました。インタビューで素晴らしかった点は以下の3点。


・監督(70歳)がスタッフやキャストの皆さんを全て「さん」付けて呼んでいた。
・チャン会長を演じる、金田時男さんについて。
・アウトレイジは一般企業や政治の世界で起きている裏切りや理不尽に対し
 拳銃を持ったヤクザの世界にうつしただけ。

実際に見てみると、北野武監督の才能に改めて惚れ惚れするものでした。
画面は相変わらず硬質でミニマルなもので、余計なものはなく緊張感漂う。
役者陣も素晴らしく今回、痛いシーンや激しいやり取りは控えめで、
それにより役者陣の個性が比較的静かに発揮され、この映画をずっと見ていたい気持ち。
私は過去シリーズを含め最も素晴らしいと思いました。

最終章の幕引きのしかたも見事でありました。