70年代後半を陽光満たして描く「20センチュリーウーマン」

シェアする

6月は出張が多くて、劇場で観る映画は厳選2本に絞りました。
うち一本を、イオンシネマズ板橋で見てきました。練馬インターチェンジから20分程度で着くので仕事終わった後に埼玉県民も行けます。

20センチュリーウーマン(20th century women)(2017)
★★★★☆  (85点)

マイク・ミルズ監督自身が影響を受けたと思われる70年後半、ボーンズブリケイド時代のスケートカルチャー、当時のライブハウス、トーキングヘッズ、ブラックフラッグ、バズコックス等、当時のカッコよさ満載です。

 「テクニックよりも感性で勝負。良いものは良い!」という音楽や作品はは見ていて気持ちが良いです。この時代を語る上でこの映画はクラシック入りしたのではないでしょうか?

女性達の魅力全開でした。活き活きと当時を生きる姿が素晴らしく良かった。
年上の彼女達に対する主人公に感情移入して、未だ解明せぬ女性たちの不思議な魅力にドキドキしてしまいます。特に、エル・ファニングの良さは脳裏に張り付いています。

マイク・ミルズ監督の映像はこの映画でも明るく、力が抜け、かつオシャレで良かったです。画面に光が満ちていたのが印象的で今回サンタバーバラという舞台もこの抜けた雰囲気に一役かっていると思います。

陽光に満ちた舞台70年台後半パンクカルチャーと、女性達を活き活きと描いた素晴らしい映画でした。

劇中で流れていたバズコックスを貼っておきます。