ルームシェアの頃「フランシス・ハ」感想

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ネットフリックスのダウンロード視聴は便利ですね。先日のタイ旅行の時には映画をたくさん持って行って飛行機で見ました。その中で大好きになったのが「フランシス・ハ」です。

「フランシス・ハ」(2012)

★★★★☆ (90点)

2017年今まで見た映画でとても良かった、「パターソン」と「20センチュリーウーマン」にも出ているアダムドライバーと、グレタ・ガーウィグが出てます。それらの流れの中で見て見たらこの映画も気にいる人が多いのではないでしょうか。

ノア・バームバック監督作品は、「イカとクジラ」「マーゴットウェディング」ともに好きですが、過去のシニカルな視点から、今回の「フランシス・ハ」は絶妙な笑いは共通するも、とても温かい視線があるハッピーな映画になっています。どうしたことかな?っと思っていたら、グレタ・カーウィグは監督の奥様なんですね。

自分のやりたい事を追いかけながらお金を稼ぎ、お金はないけど精一杯自分が信じるオシャレをして、一人暮らしやルームシェアで暮らす。こんな時期を送った事のある人がこの映画を見たならば、その頃の楽しさや、可笑しさがよみがって来るのではないでしょうか。私も杉並区で過ごした日々を思い出して、楽しみました。

トリュフォーの映画音楽で走り回り、ホットチョコレートのファンク曲をバックにパリに行って帰ってくる主人公はとても、パワフルで少しズレてます。映画を見た後もこれらの音楽を聴いて主人公の元気さと可愛さ、可笑しさそして、最後に訪れる成功の兆しを私の日常に持ち込んで楽しんでいます。

私にとってちょっと大事な映画となりました。今度トリュフォーを見てみようかなとも思ってます。