こんにちは断酒110日目のエルチ(@elchi3000)です。
ある断酒ブログを読ませて頂き、大好きな忌野清志郎さん(以下清志郎)も30代前半で酒を止めていた事を知りこの事実だけで私も断酒に対して大きな勇気を頂いておりました。
そこで紹介されていた本、「GATTA!(ガッタ)忌野清志郎 連野城太郎著」を読みました。
現在絶版中なのでAmazonマーケットプレイスで見つけて取り寄せました。
読んでみた感想。名曲「君が僕を知ってる」になぞらえて言うと
「あなたの事を何も知らなかった・・・」です。
私が知らなかった清志郎の衝撃
清志郎の歌は私が都内でひとり暮らしを始めた20代の頃よく聞いていまいました。「スローバラード」「トランジスタ・ラジオ」を聞いて、じーんと来てました。
時期ごとにいろんなジャンルの音楽にハマっていた私ですが、いつの時代も清志郎の歌はジャンルを超えて常に心に響くものでした。
パンクのように剥き出しの音楽、時に繊細に詩を聞かせ、ステージ上ではユーモアたっぷりの毒舌、奇抜な格好、その感性の鋭さにあこがて来ました。
昨年まで私の中での忌野清志郎はブッ飛んだ、超越した存在でした。
昨年断酒を始めころ、ずっとお酒が大好きだった私は、「これから、何を楽しみにやっていたら良いんだ!(T_T)」と沈んでいたのと同時に、酒を飲まずに静かなつまらない人間になってしまうんではないか?という自意識過剰な不安を抱えていました。
そんな時ふと見た断酒ブログで清志郎も断酒していた事を知り、びっくりすると同時に今の私にとって大きなヒントがあるのでは?と思いました。
この本で得たヒント
清志郎は断酒してつまらない人間になったか?勿論否です。
私ですら断酒し体の調子が良くなってきて、音楽を聞いた時の感動が鮮明になりました。
清志郎も断酒によりその感性を取り戻したのではないでしょか。
また、この本では、清志郎自らが幼少期から初期、ブレイク後の事を語っています。周辺の人々の死についても多く書かれておりました。ヘビイな内容お淡々と語られるのが印象的です。 熱狂やトラブルの渦の外部から公平で優しい視点から語られています。
自分を振り積み重ねてきたもの、それに協力してくれた友人、家族へ感謝の思いが滲んでいます。
このような状態になれたからこそ以降の清志郎の偉業があるのではないでしょうか?
私も20年間飲み続けましたが、その間、我ながら前のめりで突っ走ってきたと思います。 結果体がやられ、感覚も鈍っていたと思います。一度立ち止まって自分の歩んできた道を振り返り、感覚をリフレッシュして更にパワーアップした将来を歩きたいと思います。
以上「断酒継続のヒントになった「GATTA!(ガッタ)忌野清志郎」連野城太郎著を読んだ」でした。
↓ 残念ながら絶版ですが、巻頭には貴重な写真がいっぱい、連野城太郎さんの当時を語る文章も素晴らしい名著ですので是非。