続編公開:1発撮りの最強1stアルバムの様な映画。「トレインスポッティング」を改めて観た。(ネタバレ)

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こんにちはアラフォーエルチ(@elchi3000)です。
この4月に続編「T2 トレインスポッティング」日本公開ということで1作めを改めて見てみました。今回3回目くらいかな・・・

監督 ダニー・ボイル

脚本 ジョン・ホッジ
原作 アービン・ウェルシュ
製作 アンドリュー・マクドナルド
撮影 ブライアン・テュファノ
キャスト ユアン・マクレガー レントン/ユエン・ブレムナー スパッド/ジョニー・リー・ミラー  サイモン/ロバート・カーライル ベグビー/ケリー・マクドナルド ダイアン /

「トレインスポッティング」(1996年)(trainspotting)
★★★★☆ 85点

フレッシュ!ユアン・マクレガーが疾走しながらのモノローグから、最後まで画面の躍動感が半端じゃなくあっという間の94分でした。実際予算も少なさもあって撮影期間7.5週間、しかも殆どのシーンをワンテイクで撮ったそうです!バンドで言う一発レコーディングですね。

20年前かーー。私、大学生時代です。今回見返すまで、イギー・ポップとアンダーワールドのサントラ、役者陣、スタイリッシュな映像、あのオレンジのポスターイメージとともにとにかくかっこよい映画という印象になってました。

ダイアンもかわいいし・・・

ダイアン役のケリー・マクドナルドはこれがデビュー作。続編でまたスクリーンで会えるのは凄く楽しみです。

タイトルの意味

しかし今見ると。まずは、超ザ・コカインな映画。

ユアン・マクレガーも色々取材したり、10kg以上やせて臨んだそうです。

「トレインスポッティング」というタイトルですが、いろんな解釈がなされているようですが、原作者のアービン・ウェルシュが語ったというIMdb のトリビアによると、そのままだたと「鉄道オタク」の意味で、転じて其の世界の住人しかわからない様なマニアックな趣味を意味していて、これがヘロイン常用に当てはまるのでということです。

まさか鉄オタ → ヘロイン常用者、って連想しにくいですよね。

当初この映画への楽曲提供を依頼されたOASISも「鉄オタ映画に曲は出さん!」と勘違いして断ったとか・・・

ヘロインを抜くためにこもるこの部屋の壁紙も電車だらけなので、誤解も多いようです。

このEXPLOITEDのTシャツ着たオジサンが原作者のアービン・ウェルシュ。T2の原作も書いてます。

Choose the life「ヘロインと環境 」

今回改めて見直してみて、主人公の葛藤と旅立ちを観ることができました。特にドハマリ状態からヘロインを抜き、ロンドンで就職。しかし今度は、仲間に自分の人生を絡め取られてゆく。

ロバート・カーライル演じるベグビー、他人事なら笑えますが、ほんとこの人ってば・・・絶対絡みたくない友人。ベグビーはヘロインをやらないけど超厄介というところがポイントですね。さらにシックボーイもロンドンに押しかけ結局失業。

そんな中、仲間の死をきっかけにグラスゴーに戻る。そこでまたヘロインに引き戻されそうになるが・・・・・人間関係、環境は一筋縄で彼を開放してはくれない。

からの・・・「Choose youe future . Choose the life」

最高なラストです!

やはり、ユアン・マクレガーのかわいい瞳と、冒頭にも書いた通り、一発撮りの最強ファーストアルバム!という感じの勢いがこの作品をすごいものにしていると思います。

そして、今年T2が見れるなんて・・「またあいつらに会える!」という興奮と「会ってってどうすんだ!」という心配(期待)を胸に観に行ってきたいと思います。